シュミエイガ

映画の感想・連想・妄想ついでにイラスト:履歴書の趣味欄は映画鑑賞だった

映画「蜜のあわれ」を見た後、「蜜のあわれ」を読む

黒々とした瞳とくちびる

老作家の「おじさま」と、少女の姿をした「金魚」の物語。

金魚の少女に扮した二階堂ふみの瞳のイメージが、あとをひく。

 この映画を見た後、原作となった室生犀星の「蜜のあわれ」をKindleにダウンロード。青空文庫で無料で読める。

クリクリした瞳とピンクの唇

まだ導入部しか読んでいないが、全て会話文だ。先に映画を見たこともあり、頭の中では二階堂ふみと大杉漣が見つめあって話をしている。

室生犀星は金魚を飼っていたのかな。人語を話さぬものと会話が成り立つのは作家ゆえか。日常のすべてが頭の中に文章となって立ち上がってくるとしたら、絶対音感をもつ人が耳に聞こえるすべてを音階で捉えるのと同じようなものだろうか。

作家は足元に転がる石とだって会話できるかもしれない。