画面の中にささやかな平和を求めて
ギターはド下手だが勢いだけは無限大、バンドを組む能天気な高校生コンビ、ビルとテッドの落第を阻止するために、未来からタイムマシンを携えた使者がやってくる。
久しぶりに、本当に久しぶりに、ビルとテッドに会いたくなった。新作ではなく30年ほど前の第1作の方だ。このゆるさが癒しに通じる。
タイムマシンものは想像が無限ループに陥るので苦手だけれど、この映画だけは別だ。
未来において彼らの音楽は、人々の心だけでなくあらゆる生物に平和をもたらすという。
音楽か、
音楽だ。
30年を経て、続編が制作された。年を経て主演の2人も戻ってきた。映画文化のこんなところが好きだ。
新作の「ビルとテッドの時空旅行」も、もちろん見たい。でも、今はちょっと我慢している。
Bill & Ted's Excellent Adventure 1989 アメリカ