シュミエイガ

映画の感想・連想・妄想ついでにイラスト:履歴書の趣味欄は映画鑑賞だった

映画「ラン・ローラ・ラン」:走っている時は何も考えられない

20分で10万ドルを作る3つの方法

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 「20分でお金を作って持っていくから待ってて」と恋人マニに叫んだローラ。だから走る。間に合わないと彼が死んじゃう。一途なローラの全力疾走は、思いがけずの爽快感。

20分走って迎えた結末で、こちらが切なくなったところでタイムリープするとは!

前知識なしに見たのである。2回目も同じように走り始めるが、前回とのちょっとのズレが異なる結果をもたらす。そして3回目の疾走。

ローラと恋人マニの結末が変化するように、20分間の疾走の間にローラがすれ違う人たちの運命も連動するように変わっていく。

タイムスリープは最初から彼女に不思議な力がある設定なのかな。声でガラスを破壊するし。

「20分で大金を作る」というシチュエーションからひねり出したストーリーのバリエーションが捨てがたくて結果的にタイムスリープものになったのかな。

彼女の渾身の走りにかぶさるビートがせわしなくてこちらの心臓も一緒にどくどく。くしゃくしゃの泣き顔、魂を握り潰すような金切り声。ローラ、とにかく一途です。

街を疾走するローラの髪は炎の色。

ローラが立ち止まり、目を閉じる間の静寂。再び瞼を開けた時の眼差しが印象に残る。

1998ドイツ:Lola rennt:Run Lola Run